「床鳴りカット20分」について
①「床鳴りカット20分」は使い切りが原則ですが、残った場合次のように保存してください。
・カートリッジからスタティックミキサーを取り外し、カートリッジの吐出口の薬剤をティッシュなどで充分に拭き取り、アルミ袋に封入するなど光に当てないようにしてください。
②根太や梁などの痩せによって生じる床鳴りの場合、注入ガンのトリガーをゆっくりと引きながら注入してください。
・根太の場合、注入孔を7.5cmから15cmピッチで開け、ひとつの穴にはトリガーを3回程度引いて注入してください。
・梁の場合、孔のピッチは15cm程度、トリガーを4回程度引いて注入してください。
③サネ鳴り等サネに注入する場合、注入孔のピッチは15cm程度を目安にします。注入して隣の孔から薬剤が出てきたら一旦注入を止め、薬剤が沈降したら再度ゆっくり注入します。これを2度ほど繰り返せば薬剤が充分行き渡っていると考えてよいでしょう。また、隣の孔から薬剤が出てこないときは、トリガーを10回~14回程度引いて注入してください。
床が浮いて捨て張りとの隙間が大きいと予想されるときは、あらかじめ仮釘などで床を固定してから注入してください。そうでないと大量の材料を使用することになります。
④注入針を孔から抜くときは、ティッシュやウエスなどを針先にあてがって静かに抜いてください。このようにしないと針先から液ダレします。
「スタティックミキサー」について
①「床鳴りカット20分」を2本、3本と連続して注入する場合、注入し終わったカートリッジからスタティックミキサーを取り外し、次のカートリッジに装着してください。スタティックミキサー内の薬剤が固化しなければ連続して使用できます。又連続して使用しているときは固化しません。
②注入孔から注入針を抜くとき、注入ガンを前後左右に振らないでください。注入針の接合部が外れる原因となります。注入針を孔から抜くときは、ティッシュやウエスなどを針先にあてがい、注入針を指でつまんで静かに抜いてください。
③トリガーが引きづらく注入が出来ない場合、注入を止めてください。無理をすると注入針が抜けて薬剤が飛散するなどの事態を生じます。(注入できるかどうか判断するときは、付属の注射器で空打ちしてください。スムースに空打ちできれば注入できると判断します。)